市川が人気馬を斬る

【市川の日曜競馬コラム・関屋記念】

公開日:2019年8月10日 17:00 更新日:2019年8月10日 17:00

【新潟11R・関屋記念】 ミッキーグローリーは骨折で9カ月ぶりの実戦になる。これまで休み明けでの成績は②⑥③着なのに対して、2戦目が①①①着という典型的なたたき良化タイプだ。

 ディープインパクト産駒でありながら、550キロ近くある大型馬。能力は認めても、初戦から強気には狙いづらいか。ここは△評価にとどめる。

 ケイデンスコールにもう一度◎だ。

 NHKマイルCは14番人気ながら、上がり最速で追い込み②着。左回り千六は〈2200〉で、新潟に限れば2戦2勝と舞台設定は申し分なし。今度も直線一気の剛脚が炸裂する。

【札幌11R・エルムS】 2連勝中のリアンヴェリテ。ハナに行ききれば強いが、二の脚はさほど速くない。となれば今回はダッシュ力のあるドリームキラリ、マルターズアポジーの存在が目の上のタンコブになりそう。

 同型馬が内に入ったのに対して、こちらは大外枠スタート。自分の競馬に持ち込めるか疑問が残る。押さえの△まで。

 ◎テーオーエナジー。ここ2戦は⑩⑫着だが、いずれも敗因ははっきりしている。2走前は直線で挟まれてブレーキをかける不利。前走は1頭だけ58キロを背負って、速い流れを追い掛け過ぎたもの。手の合う岩田康に戻って巻き返す。

市川正人

 入社13年目で普段は編集業務に携わりながら、時に外国馬取材のため競馬場へ通うことも。
 競馬との出合いは小学3~4年生のころ、家族と中山競馬場に行ったのが運の尽き(?)。見事にドはまりして現在に至る。週末特別版にてコラム「人気馬を斬る」、関東ローカルでは本紙を担当しています。
 記憶に残るレースは2008年の天皇賞・秋と10年のスプリンターズS。前者はウオッカ、ダイワスカーレットによる2センチ差の名勝負を現地で観戦できて今でもいい思い出に。一方、後者は水~金曜まで取材してきた香港馬ウルトラファンタジーに本命を打たず勝たれた悔しさから。
 競馬以外では熱狂的な氷室京介ファン。この原稿も自宅でヒムロックを聴きながら書いているくらい、いまだに卒業できません。「ANGEL」や「KISS ME」、バラードなら……あ、スペースがなくなった。

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