【宝塚記念】好素材がいよいよ充実期 ロードデルレイGⅠ奪取へ
公開日:2025年6月12日 14:00 更新日:2025年6月13日 11:08
ロードデルレイがビッグタイトル獲得を狙う。
昨年の前半戦は白富士Sを制したものの、大阪杯は補欠の1番手で使えず、鳴尾記念も左後肢跛行で競走除外に。秋も1番人気に推されたアンドロメダS、中日新聞杯で連続②着と結果を出せなかった。
今年は日経新春杯を3馬身差で制して、重賞ウイナーの仲間入り。嫌な流れを断ち切り、昨年はゲートインできなかった大舞台、大阪杯へ。
7枠13番から中団を追走。勝負どころでは外を回って追い上げ、直線では鞍上のアクションに応えて力強く伸びた。レコード決着の中、しっかりと②着を確保だ。
中内田師は「外、外を回る形になったけど、この子の力を発揮してくれました。もともと素材を感じる馬。どこまでやれるかのところはあったけど、こちらの期待通りに走ってくれたかなと思います」と話す。
レース後は放牧を挟んで調整。コース、坂路で順調に乗り込まれ、先週のCウッドでは川田が手綱を取り、6F76秒3の猛時計をマーク。今週はCウッド4F53秒3―37秒1、1F11秒1で駆け抜けている。
「大阪杯もいい状態でしたが、キープして向かえそう。成長のゆっくりした子で、ようやく昨年の秋くらいから馬がだんだん良くなり、ここにきて充実期を迎えてくれてるかなと思っています」
3歳時には外傷で半年の休養があり、3冠には出走がかなわなかった。4歳時には前記のようにGⅠには縁がなかった。5歳の今年は大阪杯で手の届くところまで来ていることを見せて、2回目の挑戦。勝利の女神がほほ笑んでいい。