【ジャパンC】②着リバティアイランド来年は頂点に立てる
公開日:2023年11月27日 14:00 更新日:2023年11月27日 14:00
世界一にはかなわなかった。②着に終わったリバティアイランドだ。
レース運びは満点と言っていいだろう。
スタートを決めた後は自然とイクイノックスを前に見るいい位置に収まった。道中の折り合いも問題なく、しっかりと脚もたまっていた。うまくマークできたうえに4キロの斤量差。それを思えば直線でかわすシーンも想像できたが、いかにも相手が強過ぎた。
追い出してもイクイノックスとの差は詰まるどころか、馬体を並べるシーンさえつくれず4馬身差をつけられた。
不利なく、スムーズに自分の競馬ができてこの結果。ひとまず、完敗には違いないが、それでも③着スターズオンアーズは昨年の2冠牝馬で、④着はダービー馬ドウデュース。⑤着タイトルホルダーは菊花賞、宝塚記念の勝ち馬だ。
勝ち馬は別格でも③着以下にはかわされそうな場面さえなく、②着安泰の走りはさすがリバティといったところだろう。
まだ3歳の身で、同じく3冠牝馬のアーモンドアイだって4歳、そして5歳と強さを増してGⅠタイトルを重ねて、名牝の座を揺るぎないものにしていった。
これだけの走りができるなら、来年以降は牡馬、牝馬関係なく、頂点に立つか。負けはしても“リバティ時代”到来を予感させるには十分だった。