木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・天皇賞】

公開日:2023年10月28日 17:00 更新日:2023年10月28日 17:00

調教パートナーが太鼓判

 今夏の函館で天皇賞に出走するイクイノックスの調教パートナーである阿部助手とゆっくり話す時間がありました。

 宝塚記念を振り返ってもらうと、まず出てきたのは「本当に偉い、偉い馬です」というねぎらいの言葉でした。

 海外帰りの疲労や環境が変わった栗東での調整などが重なり、調整…

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10月29日(日)東京競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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