【菊花賞】ソールオリエンス今度こそ
公開日:2023年10月17日 14:00 更新日:2023年10月17日 14:00
長丁場を意識した前哨戦&調整
ソールオリエンスが雪辱を果たす。
デビュー2戦目の京成杯で重賞ウイナーの仲間入りをすると、そこからぶっつけで臨んだ皐月賞も差し切った。2走ともに4角で外に膨れながらも、直線は目が覚めるような末脚を使った。
続くダービーは1・8倍の1番人気で臨んだが、残り1Fで先頭に立ったタスティエーラに首差及ばなかった。その後はリフレッシュ放牧へ。
秋初戦にはセントライト記念を選んだ。今度も1・6倍の1番人気。中団の後ろから運び、勝負どころで追い上げ態勢に入ったところを内から外へ張られてしまった。最後はしっかりと脚を使ったものの、1馬身4分の3差②着まで。
手塚師は「初めから外を回すように指示していました。あの形なら仕方ないですね。勝ち馬とはあんなに差はないと思います。ストレスなく競馬ができたし、反動はなかったですよ」と話す。
その後は在厩調整で順調に乗り込まれている。2週前にウッドで6Fから時計をマークすると、先週は横山武が手綱を取って、6F80秒6―37秒1、1F11秒7。ウインマリリンを追い掛けて併入でゴールした。
「三千メートルに向けて2週前は長めから乗りました。先週は走りづらい馬場の中、いい時計が出た。動きも良かったですよ。カリカリすることなく、イメージ通りに良化しているんじゃないですか」
初距離とはいえ、ゆったりと構えた前走はいかにも本番を見据えたレースだった。加えて、長丁場を意識した調整もなされている。
「前回もズブいくらいの感じだったし、もつと思っています。相手関係はほぼ同じ。頑張ってくれるでしょう」
今度こそ先頭ゴールを決めたい。