【桜花賞】良血ペリファーニア魅力たっぷり

公開日:2023年4月6日 14:00 更新日:2023年4月6日 14:00

前走③着は収穫あり

 ペリファーニアが大舞台に臨む。

 2つ上の半兄は3歳時に皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念を制し、年度代表馬に輝いたエフフォーリア。期待馬は昨暮れのデビュー戦では最初のコーナーでの不利を克服して、②着に2馬身差をつける圧勝劇を演じた。続いて、放牧を挟んでチューリップ賞へ。

 ここは大外17番スタートから押さえ切れないくらいの感じで外から位置取りを上げて、3角過ぎでは3番手に。手応え良く4角を回り、追い出すとしぶとく伸びた。鼻、首差の③着で優先出走権を手に入れた。

 鹿戸師は「ポジションを取りに行って、多少力みのある中、勝ちに行く競馬で③着。一息入ってあの内容なら収穫はあったと思う」と話す。

 その後はノーザンファーム天栄に短期放牧。3月25日に戻り、すこぶる順調に乗り込まれている。先週は持ったままで1馬身先着。今週もウッド6F83秒7―37秒5、1F11秒1の切れで6馬身突き放した。

「やれば出てしまうし、輸送もあるので、今週はしまい重点。それにしてもいい反応だった」

 この舞台は前走で経験済み。キャリア1戦で長距離輸送の重賞をクリアして、精神面の強さを見せた。中間も攻めており、上積みを見込んでいい。

「いいメンバーで相手も強いけど、この馬も状態はいい。今の力でどれだけやれるか。楽しみは持っている」

 偉大な兄は今春で引退して種牡馬入り。バトンを受けて、GⅠウイナーの仲間入りといきたい。

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