木津突撃馬券

【木津の月曜競馬コラム・月曜中山12R】

公開日:2022年9月18日 17:00 更新日:2022年9月18日 17:00

〝元輝〟が乗ってこのクラスで③着

 2週前、西田厩舎を訪れると旧知の東調教助手が「この馬で“げんき”に初勝利をプレゼントしたいんだよね。調教をいつも手伝ってくれているからさ」と話しかけてくれました。

「元気(丸山騎手)? ケイコに乗ってたっけ」と聞き返すと「何言ってるの、水沼だよ、水沼」と爆笑しながら訂正。水沼…

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9月19日(月)中山競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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