【中京2歳S】女性調教師初の重賞V ジーティーマイカを導いた前川師の手腕
公開日:2026年8月31日 14:00 更新日:2026年8月31日 14:00
2歳リーティングトップを快走中
中京で行われた中京2歳Sを制したのはジーティーマイカ。単勝1・7倍の断然の1番人気に応えた。
コース、そしてレーススタイルが違っても強さだけは変わらなかった。
デビューは小回りで起伏の緩い福島芝千二。3番手追走から抜け出し、後続には1秒1差をつける圧勝だった。
今回は大箱の中京。距離も1F延びた千四で、直線の坂も。レースでは初戦とは違って中団後ろから脚をためていく形。それでも道中は余裕十分に折り合い、直線は他馬が追う中でも待つ余裕さえあったほど。ステッキ一発で楽に抜け出して上がり3F33秒0だから、終わってみれば“1強”の競馬だった。
昨年はスターアニスがこのレース②着から、阪神JF、桜花賞とGⅠ2勝。文句なしの強さで勝ち切った今年のジーティーマイカも、前途洋々と言うしかない。
ともあれ、その強さを引き出した前川師の手腕も高く評価するべきだろう。実際、松山もこう振り返った。
「1週前、今週と上手に調教していただいて。しっかりと(馬が)落ち着いて挑めました」
開業2年目にして、JRA史上初の女性トレーナーによる重賞制覇。その偉業だけでも凄いが、注目はジーティーマイカだけじゃないところ。今年の2歳戦は他にもすでに4頭が勝ち上がっており、この中京2歳S勝ちで合計6勝。これは数ある名門厩舎を押しのけて2歳戦の東西リーディングトップである。
しかも管理馬をみれば近年、無双状態のノーザンファーム生産馬は3頭だけで、それも全て4歳以上で開業時に引き継いだ馬や転厩してきた馬だけ。他には一切おらず、ノーザン系のクラブ馬も1頭もいない。それでいてこの現2歳世代の数字だから、いかに手腕が優れているか分かる。
ジーティーマイカと同時に、敏腕女性トレーナーの先々も楽しみになってくる勝利だったと言えよう。
























