【2026年にデビューする新種牡馬紹介】④チュウワウィザード 長くダート王道路線を支えた総合力の高さが魅力

公開日:2026年6月11日 12:00 更新日:2026年6月11日 12:00

23年種付け頭数193頭

【現役時代成績】
26戦11勝②着6回③着6回(日本、サウジ、UAE)。20年最優秀ダートホース

●主な勝ち鞍 チャンピオンズC(20年GⅠ千八百㍍ダ)、川崎記念(21年、22年JpnⅠ二千百㍍ダ)、JBCクラシック(20年JpnⅠ二千㍍ダ)、名古屋グランプリ(18年JpnⅡ二千五百㍍ダ)、ダイオライト記念(19年JpnⅡ二千四百㍍ダ)、平安S(19年GⅢ千九百㍍ダ)、

消耗戦、ロングスパート戦で真価を発揮する持続力タイプか

 今年の新種牡馬の中で、ダート路線の安定感と完成度で注目を集めるのがチュウワウィザードだ。長期に渡ってダート戦線のトップクラスで活躍を続け、ドバイWC②着など国内外で崩れなかった実績は大きな魅力。特に古馬になってからも衰えず、息の長い活躍を見せた点は種牡馬としても大きな武器となる。

 現役時代は中央・地方交流GⅠ級を4勝。派手なスピードで押し切るタイプというよりも、長く脚を使い続けて最後までバテない持続力が最大の武器だった。血統は父がキングカメハメハ、母の父がデュランダル。母系はルヴァンスレーヴも属する牝系であり、キングマンボ系らしいパワーにサンデー系由来のしなやかさが加わった、スピードだけに偏らない総合力型の構成だ。

 瞬間的な加速力よりも、高い水準のパワーとスピードを持続する消耗戦に強いタイプ。時計のかかるダートやロングスパートの持続力勝負が得意。産駒もこの特徴を受け継ぐ可能性が高く、ダートのマイル~中距離を中心に、タフな展開やスタミナを問われる条件で浮上するタイプが主体になりそうだ。

 馬券的には、中央の高速ダートよりも地方のタフなダートや、持続力勝負で浮上するタイプか。2歳戦から圧倒的なスピードで押し切るというよりは、使われつつ力を付け、古馬になって本格化する産駒も期待できる。新設されたダート3冠路線のような、底力と精神力が問われる舞台こそが、この血統の真価を発揮する場所となるだろう。

 派手な瞬発力よりも、長く高いレベルで走り続ける総合力が武器。ダート競馬の王道路線で堅実に走り、世代を超えて砂の戦線を支えるサイアーとなる可能性は十分にある。

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