ホースマン直撃

【木津の日曜競馬コラム・福島民報杯】

公開日:2025年4月12日 17:00 更新日:2025年4月12日 17:00

二千㍍だった前々走は首差V

 小野調教師は元ジョッキー。現役時は重賞5勝を含むJRA528勝を挙げた、いぶし銀の騎手でした。調教師に転身してからも着実に勝ち星を積み重ね、先週終了時点で152勝しています。ジョッキー、調教師という両方の視点で導く見解には深く感銘を受けることも少なくありません。

 福島民報…

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4月13日(日)福島競馬場

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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