【日経新春杯】ヴェローチェエラに須貝師「ちょうどええやん」とニンマリ
公開日:2025年1月15日 14:00 更新日:2025年1月15日 14:00
3勝クラス勝ちからの重賞挑戦となるヴェローチェエラはCウッドで6F80秒6―36秒7、1F11秒4。道中は実に柔らかみのあるフットワークで、俊敏さも十分に感じさせるもの。時計も馬なりでのフィニッシュだから上々だ。須貝師は「ちょうどええやん。追い切りは〝追うな〟の指示。良かったんじゃないか。馬がしっかりしてきての3連勝。楽しみだね」ときっぱり。
エリザベス女王杯③着馬ホールネスは芝で単走調整。時計は5F66秒6―38秒3、1F12秒0だった。いい前進気勢がありつつも、道中はうまく押さえ込んで余裕を残したままでフィニッシュ。追えば一気にはじけそうな余韻十分で、仕上がり良好だ。
オリオンS勝ちのマイネルエンペラーはCウッドで6F81秒6―36秒3、1F11秒5。3頭併せの最後尾追走からラストは大外を走って最先着と活気十分だった。1月に入って4本連続の併せ馬で、重賞挑戦に向けて意欲的に調教を重ねてきた印象だ。
同じ4歳メイショウタバルは有馬記念除外も万全の状態
菊花賞⑯着以来のメイショウタバルは、ここまでCウッドで毎週のように丹念に乗り込んで仕上げてきた。先週10日には6F80秒8の時計も出ている。今週は馬なり調整でも素晴らしいの一言。リズムよく周回しつつ、全体時計は6F80秒3─37秒0。ラスト1Fは自然と11秒0になったほどで、フットワークの力強さ、そしてスピード感も申し分ないものだ。4歳初戦は万全の状態と言えよう。
サトノグランツは年が明けて3、9日とCウッドで併走追い。順調に攻めた分、今週の坂路は馬なりで流して4F53秒2、ラスト2F25秒0ー12秒4。フットワークに伸びがあって軽快そのもの。まともに追えばスッとギアが上がりそうな雰囲気あったも。馬体もムダ肉なく仕上がっている。
美浦のバトルボーンは左前球節骨折で放牧休養。12月21日に帰厩してからはコース、坂路併用で順調に乗り込まれており、年明けからは併せ馬でハードワークをこなしている。1週前のウッド5F68秒8―38秒3では併走2頭に遅れを取ったが、その後の12日にも坂路4F52秒9―12秒3でしっかり負荷をかけられており、直前の5F69秒2―38秒4ではその効果が出た印象。3頭併せのあいだに入り、鞍上にしっかり追われると力強いフットワークで1F11秒5をマーク。先週よりも反応良く脚を伸ばして併入に持ち込んだ。このひと追いで仕上がりは間に合ったとみたい。