木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・中山記念】

公開日:2024年2月24日 17:00 更新日:2024年2月24日 17:00

人柄にも惚れる中野助手

 あと2週で調教師が定年に。解散する中野厩舎の番頭格として辣腕を振るっていたのが、息子である中野助手です。

 その中野さんの印象的なエピソードが昨夏の函館でありました。乗り鞍に恵まれない若手騎手を自厩舎の調教に乗せ、レースでも手綱を任せるばかりか、他厩舎の知り合いにも挨拶に連…

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2月25日(日)中山競馬場

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木津信之

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「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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