【フェブラリーS】兄弟コンビで初GⅠゲットだ セキフウ大駆けあり

公開日:2024年2月15日 14:00 更新日:2024年2月15日 14:12

 セキフウに注目。

 2歳時は未勝利、なでしこ賞、兵庫ジュニアグランプリと3連勝で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。3歳時は勝ち星こそなかったが、サウジダービー②着、ユニコーンS②着、コリアカップ③着と国内外の重賞で上位争いを演じている。

 4歳の昨年は初騎乗だった武豊で夏にエルムS勝ち。後方でじっくりと構えて、勝負どころから動き、直線では力強く伸びた。押し切りを図ったワールドタキオンを半馬身差かわしてゴールイン。上がり3F35秒5はメンバー最速だった。

 暮れの兵庫ゴールドトロフィーで2回目のコンビを組んだ。この時は[9][6][4]から0秒3差⑤着と掲示板まで。

 武幸師は「前走はプラス体重でも乗っていての数字でしたし、今回は輸送もあるので少し絞れると思います。ただ、それよりも敗因は馬場かな。乾いたダートで(空回りしたというか)進みが悪かった。少し湿っているぐらいの方がいいかも。エルムSはいい走りでしたしね」と話す。

 中間は放牧を挟んで調整されている。先週はCウッドの3頭併せでビシッと追われ、今週は坂路4F52秒1―12秒7を馬なりで駆け上がった。

「順調にきてますよ。暑い季節は苦手ですが、今の時期もいいのかな。元気もあって、調教もよく動けてます。ポカの多いタイプではあるけど、その分、一発の魅力もあるかなと。舞台も問題ないですよ」

 武豊は武幸厩舎のJRA154勝中、トップの26勝を挙げている。このうち重賞は21年にウォーターナビレラでファンタジーS、23年にライトクオンタムでシンザン記念、セキフウでエルムSと3勝。強力な兄弟コンビで厩舎待望の初GⅠ奪取となるか。

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