木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・京成杯】

公開日:2024年1月13日 17:00 更新日:2024年1月13日 17:00

未勝利戦は余力たっぷりにV

 取材のため、厩舎を訪れて、攻め専(調教専門助手)、持ち乗り助手や厩務員さん(割り当てられた担当馬2頭を管理)の方々と新しく顔見知りになるのは、緊張感がありながらも醍醐味のひとつと断言できます。

 京成杯に出走するコスモブッドレアが前走の葉牡丹賞に出走した時のこと。厩舎の番頭…

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1月14日(日)中山競馬場

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木津信之

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「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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