札幌ではＧⅢ札幌２歳Ｓが行われる。２０年の勝ち馬ソダシは桜花賞を、２１年の覇者ジオグリフは皐月賞をＶ。そして昨年のドゥーラはオークス③着と近年は活躍馬がズラリと並ぶ。来年のクラシックを占う意味でも、見逃せない一戦だ。

　今年、最有力はガイアメンテか。同じ舞台の新馬戦は好位追走から押し切り勝ち。ノーステッキで後続に２馬身差で、完勝と言っていい内容だ。競馬は粗削りでも、素質は確実に高い。重賞でも楽しみな存在だ。

　勝ちっぷりならパワーホールも負けていない。初戦は影をも踏ませぬ逃亡劇で後続をシャットアウト。ラスト３Ｆは１２秒２―１１秒２―１１秒１の加速ラップだから心肺機能はかなり高い。再度マイペースなら侮れない。

　ギャンブルルームは阪神千八で新馬勝ち。②⑤⑥着がすでに勝ち上がっているハイレベルメンバーを５馬身差ぶっちぎりだから、能力は相当に高い。久しぶりでも注目だ。