今年のオークスは2分23秒9で歴代4位の好タイム決着。特にラスト4F46秒4は優秀で、そのラップは11秒6―11秒3―11秒7―11秒8とすべて11秒台だった。勝ったスターズオンアースも強かったが、この流れを[5][4][4]と前受けして0秒2差に踏ん張ったスタニングローズも相当に強い。
4角から直線坂下にかけて馬場のいい外に持ち出し、一気に前に接近。残り600~400メートルの11秒3で脚を使いながらも、ゴールまで見せ場十分の0秒2差②着なら、勝ち馬との力差は感じない。
ステップレースの紫苑Sは放牧明けで14キロ増と成長した体で登場。そこできっちり結果を出して臨む本番は、持ち味の先行力を生かせる阪神内回りだ。中間の坂路の動きも文句なし。コース替わりと絶好のデキを味方に逆転1冠を成し遂げる。
オークス直行組が4年連続で勝っているが、スターズオンアースは骨折明け。好仕上がりとはいえ▲に評価を下げて、対抗はもう1頭の高野厩舎ナミュール。こちらは予定通りの直行だ。
オークスでは馬体減りに苦しみながらも③着まで押し上げたように、地力はトップクラス。大幅増で成長が見込める今回は、「春とは調整過程が違う」と陣営だ。最大のライバルは身内にいる。
1968年生まれ。87年有馬記念、メジロデュレン=ユーワジェームスで決まった枠連(4)(4)1万6300円が競馬との出合いです。以降、どっぷりとこの世界にはまり込みました。
91年入社。ダービーで言えばトウカイテイオーの年です。キャリアは30年に。
予想は取材の感触とレース内容を重視。13年秋に東京本紙になってからは、後者に重きを置くようになってきました。レース&パトロールビデオ見まくりで予想に精を出す日々です。
馬券は単、複、枠連のみの時代から買っていることもあって、オーソドックスに単勝&馬単、馬連の2連系までが多いですね。3連単は自信がある時に頭固定で、というパターンです。
本紙だけにまずは的中が一番の使命でも、儲けて終わらなければ意味がない。回収率重視で頑張っています。人気薄の◎にも、ぜひ注目してください。