【スプリンターズS】ここも荒れる!? 中山重賞は例年とこんなに違う
公開日:2026年9月24日 14:00 更新日:2026年9月24日 14:00
雨続きで馬場が悪化 1分8秒台もあるか
スプリンターズSの舞台は中山千二。これまでも数多くの名スプリンターがこの舞台から誕生した。ただ、今年の中山は例年と違う状況がいくつも見られる。果たしてそれはどんなことなのか。大きな特徴は4つある。
昨年のスプリンターズSは1分6秒9で決着。逃げたジューンブレアが②着に粘り、勝ったウインカーネリアンは2番手から。つまり、〝行った行った〟である。
前半3Fが33秒7とスプリントGⅠとしては緩かったため、上がり3Fは33秒2。後半の方が速かったのだ。上がりが33秒台前半だと後ろからは簡単には届かない。
また、昨年は芝が非常に良好だった。4回中山の芝は良馬場での施行が49レース、稍重が5レースで、重、不良はなし。
ところが、今年は先週まで良馬場が9レースだけで、稍重が8レース、重馬場での施行が24レースにもなる(不良はなし)。
しかも、今週末も天候は微妙で、良馬場での施行は望み薄だ。
前記の通り、昨年のこのレースは1分6秒9、今年の高松宮記念は1分6秒3のレコードと、ここ1年のスプリントGⅠはハイスピードレースとなったが、今年は良くて1分7秒台、雨量次第では8秒台もあるか。これまで時計の速さに泣かされた馬にとって、ここは巻き返すのには絶好の舞台となるかもしれない。
1枠の勝ち馬なし 4枠はこの秋に3連勝
今年の中山の重賞ではいわゆる〝死に目〟がある。それは1枠だ。
ここまで29頭で〈05222〉と先頭ゴールインはなし。特にこの秋は馬場が悪化しているから、最内枠は距離損のないメリットよりも、悪いところを走らされるデメリットの方が大きいということかもしれない。
その一方で、秋中山で大活躍しているのが4枠である。京成杯オータムH=ピコローズ、紫苑S=マスターソアラ、セントライト記念=ジャスティンシカゴと3連勝。オールカマーではヴーレヴーが③着で連勝はストップしたが、きっちり馬券圏内に入っている。
しかも、ピコローズが10番人気、マスターソアラは6番人気、ジャスティンシカゴにいたっては12番人気。配当的な破壊力は抜群だ。
内すぎず、かといって外すぎることもなく、馬場の傷みが少ないところを通りやすいメリットもあるのか。
スプリンターズSで青帽をゲットした2頭には注目が必要だ。
19レースで1番人気の勝利はわずかに1回
最近、中山の重賞はやたらと荒れていると思っている方も多いだろう。
実際、3連単の配当を見てみると、オールカマーが38万3690円、セントライト記念は28万4140円、京成杯オータムHが33万4980円。紫苑Sの3万5360円以外はすべて20万以上の配当となっている。
なんで、こんなに荒れているのか。理由はいろいろとあるが、直接の要因は上位人気の不振が挙げられる。
先週のオールカマーまで、今年の中山の平地重賞は19レース。その上位人気の成績は以下の通りである。
① ② ③ 外 連対率
1人 1 3 6 9・211
2人 1 4 1 13・263
3人 3 0 3 13・158
特に目立つのは1番人気がわずか1勝しかしていないこと。これは皐月賞=ロブチェンで、他はすべて負けているのだ。
今年の全平地重賞での1番人気の連対率・479と比べて、中山の低さは際立っている。スプリンターズSもおそらく上位人気馬では決まらないのではないか。
あのルメールがナント未勝利
上位人気不振の要因のひとつがルメール。実は今年、中山の重賞で〈0148〉と未勝利なのだ。
同じ関東圏でも、東京では〈6305〉なのだから、違いは一目瞭然。その成績は月とスッポンくらい違うレベルである。
中山重賞で1番人気が5回、2、3番人気が2回ずつ。それでこの成績なのだから、荒れても当然といえよう。
日本一のジョッキーであるルメールと反対に、中山重賞で信頼性が高いのが津村。今年は〈3318〉で③着内率・467。ほぼ半数で馬券になっている。
ルメールは桜花賞馬スターアニスと初コンビ、津村は安田記念②着のワールズエンドと3戦連続でコンビを組む。スプリント戦は初めてだが、果たして。

























