【日本ダービー 】レーン、武豊に戸崎、ルメールも。今年はあまりにもテン乗り陣が豪華

公開日:2025年5月29日 14:00 更新日:2025年5月30日 11:00

乗り替わりが買えないのはもう昔の話か

 かつて「ダービーはテン乗りが勝てない」と言われていた。

 それを覆したのが23年にタスティエーラで勝利したレーンだ。皐月賞②着は松山が手綱を取っていたが、大一番で乗り替わり。見事にジンクスを破ってみせた。ダービーでのテン乗りVは実に69年ぶりだった。

 今年もレーンはテン乗りで挑む。相棒は皐月賞馬のミュージアムマイルだ。果たして2度目のテン乗りVとなるかが注目されるが、実は今年はテン乗り陣が非常に豪華。

 京都新聞杯②着でゲートインに成功したエムズは戸崎にスイッチ。過去に10回騎乗して②着3回の鞍上が、どういう手綱さばきを見せるか。

 その戸崎が皐月賞で騎乗していた(⑩着)カラマティアノスは池添のテン乗りになる。14回騎乗して〈10112〉。11年にはオルフェーヴルで3冠を達成したGⅠに強いジョッキーだ。

 ダービーといえば過去6回の優勝経験がある武豊。皐月賞⑤着のサトノシャイニングと初コンビを組む。テン乗りでの騎乗は90年⑤着のハクタイセイ、07年⑪着のタスカータソルテ、11年⑮着のロッカヴェラーノ、12年⑬着のアルフレード、19年⑩着のメイショウテンゲン、23年⑧着のファントムシーフがそう。

 そして驚くのがショウヘイのルメールもテン乗りで挑むことだろう。必ずクラシックの有力お手馬を何頭も抱えているルメールがテン乗りでのダービー出場は初めて。乗り替わりも昨年のレガレイラだけで、これは自身の負傷により、皐月賞では北村宏が乗っていた。

 また、M・デムーロもファウストラーゼンと初コンビ。これだけのGⅠジョッキーがテン乗りで挑むダービーは珍しい。

 タスティエーラに次ぐテン乗りVはあるか。

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