【菊花賞】ロブチェン偉業達成へ

公開日:2026年10月20日 14:00 更新日:2026年10月20日 14:00

「競馬に向けて順調に上がって行っている」(杉山晴師)

 ロブチェンが断然の主役を張る。

 春の2冠は強かった。皐月賞では逃げて1分56秒5のレコード。ダービーでは一転して差す形で抜き去った。違った競馬で結果を出すから、ライバル勢はたまらない。

 夏場はじっくりと充電して、秋初戦は王道路線の神戸新聞杯へ。

 1枠1番から中団のインを追走。向正面では外めに持ち出して、これによって位置取りは後ろになった。そして、勝負どころでは外を回って進出し、直線でゴーサイン。決め手勝負になり、周囲も伸びる中、しっかりと脚を使った。最内を突いたアルトラムスを鼻差で封じ込めている。

 今年の春初戦は共同通信杯③着と初めて土がついた。秋はたとえ着差はわずかでも勝ち切って大舞台に臨めるのはいい。

 レース後は短期放牧を挟んで調整。2週前には坂路4F55秒4―12秒6。先週はCウッドの3頭併せ。6F80秒7―36秒5、1F11秒4で余力十分に首差先着した。

「少し負荷をかけたかったので、3頭併せの後ろから行って直線は外を回して強めに。動きはいつも通り、良かったです。2週前の坂路にも乗ってもらったけど、松山騎手は“あの時と比べると馬に締まりが出てきた感じ”と。競馬に向けて順調に上がって行っていると思います」(杉山晴師)

 昨年、2度目のリーディングとなった杉山晴厩舎は今年もトップを独走中。これまでJRA重賞で32勝を挙げ、そのうちGⅠ級は9勝。千二、千六、二千、二千四百、三千二百とまさにオールマイティーだ。

 その中では20年にデアリングタクトが牝馬3冠を達成している。これに牡馬まで加われば、もちろん史上初の快挙。夢がどんどん膨らむ。

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