「ステイゴールドの血か、22歳でも気持ちが若く元気です」
「昨年2月に産んだゴールドドリーム産駒の牝馬を最後に、種付けはせずに繁殖生活は引退したんです。ですから、悠々自適な生活を送っていますよ」
こう言うのは、畠山牧場の担当者だ。1973年に設立され、過去には2000年と02年にステイヤーズSを制したホットシークレットや、04年にJGⅡ阪神スプリングJを勝ったマイネルイースターなどを輩出。生産と育成を手掛ける牧場で、馬産地日高の丘の上、静内川のほとりにある。近くには、桜の名所として知られる二十間道路の桜並木もあり、春は桜に彩られる自然豊かな場所だ。担当者に話を聞いた。
「ステイゴールドの血を引いているから勝ち気なところがあって、今年22歳でも気持ちは若い。毛が長くなることもなく、肌つやもいい。これくらいの年になると、ガクッときてもおかしくはないけど、食欲旺盛で体つきもまだまだ元気です」
2つ目の重賞タイトルとなった新潟記念は、16番人気ながら後の春の天皇賞馬マイネルキッツを破る金星だった。08年からは毎年、夏の福島と新潟に参戦して、尻尾を振りながら追い込む姿がファンを引き付けた。
「そういうところがステイゴールド産駒らしいところで、放牧地に新しい仲間が加わると、ちょっと警戒して威嚇することもありますよ。でも、年の功というか、ずっとということはなく、しばらくすると、仲良くしていますよ」
何頭くらいで放牧するのか。
「アルコを含めて種付けをせずに空胎の牝馬3、4頭のグループで朝から夕方まで放牧します。受胎している牝馬は一緒にさせないので、グループを入れ替えるから、時々新入りと一緒になるんですよ」
独特のそぶりでファンも多くいた。見学はできるのか?
「はい、12月末までは見学できますよ(セリの期間中は不可)。北海道競馬開催中は夏休みシーズンということもあり、競馬観戦をかねて見学に来られる方がけっこういました。来られるときは、『競走馬のふるさと案内所』で見学希望日の前日までに事前登録が必要です。牧場での直接連絡は受け付けていませんし、無断訪問はお断りしていますのでご注意くださいね」
牧場には、シルクジャスティス(97年GⅠ有馬記念)やアルアラン(02年ブリーダーズゴールドCなどJpnⅢ2勝)など4頭の功績をたたえる「功労馬の碑」も建立されている。こちらも事前連絡で見学可能だ。秋の味覚を楽しみに北の大地を訪ねるなら、アルコセニョーラも見学してみますか?


























