３日間競馬の最終日となる月曜は、京都でＧⅡスワンＳが行われる。ＧⅠマイルＣＳへのステップとなる一戦だ。

　注目は昨年の朝日杯ＦＳの勝ち馬アドマイヤズーム。３歳となった今春もニュージーランドＴで②着と好走。２度目のＧⅠ勝ちを狙ったＮＨＫマイルＣは⑭着だが、これは落鉄ありの一戦。力負けではないのは明らかで、坂井との新コンビで秋の好発進を期待する。

　３歳世代からは他にも有力馬が参戦。ランスオブカオスはＧⅢチャーチルダウンズＣ勝ち馬で、ＮＨＫマイルＣが⑤着。先行勢で唯一掲示板を確保した。さらには、昨年のサウジアラビアＲＣ勝ち馬のアルテヴェローチェや、フィリーズレビューを制したショウナンザナドゥといった重賞ウイナーの名もある。

　対する古馬勢の筆頭格はウインマーベル。今年で６歳も春はサウジアラビアに遠征してＧⅡ１３５１ターフＳでアスコリピチェーノの頭差②着なら全く衰えはなし。重賞４勝中３勝を挙げる得意の千四なら、当然、首位候補の１頭となる。

　昨年②着のオフトレイル、２３年京王杯ＳＣ勝ち馬レッドモンレーヴ、愛知杯勝ちのワイドラトゥールなども差はない。