日曜は海外にもファンの目が向いた。凱旋門賞の前哨戦、仏ＧⅡフォワ賞にビザンチンドリームが出走。道中は後方イン待機から、最後はうまく外に出して鮮やかに差し切った。

　それも負かした相手は②着ソジーが昨年の凱旋門賞④着馬なら、③着アルマカムはあのオンブズマンを負かしたことがある実力馬。④着ロスアンゼルスも凱旋門賞③着馬と、ハイレベルな組み合わせでの勝利だった。

　今年からフォワ賞は前倒しで、凱旋門賞まで中３週に。調整しやすい日程でもあるから本番への期待が高まる。

　この勝利で楽しみが増したのが、今週末にステップを踏むシンエンペラーであり、クロワデュノールだ。特にクロワは日本の総大将とも言える立場。日本競馬の悲願へ向けて、前哨戦となる１４日のプランスドランジュ賞を待ちたい。

　なお、日曜はコリアスプリント、コリアカップにも日本勢が出走。ＪＲＡ勢はスプリントのチカッパ②着が最高着順だったが、カップではディクテオンが地方所属馬としては海外ダート重賞初制覇の快挙を達成した。