５週連続東京ＧⅠのラストは安田記念。春の古馬マイル王決定戦だ。昨年は香港最強馬ロマンチックウォリアーが強さを見せたが、今年は海外馬の名はなし。国内最強マイラーの座を争う。

　中心となるのはソウルラッシュ。昨年はマイルＣＳを制してＪＲＡ最優秀マイラーの称号も手にした。今年は中山記念で③着のあとドバイターフではロマンチックウォリアーを破ってＶ。マイルより１Ｆ長い千八にも対応できたことが、今の充実ぶりを証明している。得意のマイル戦では負けられないところ。

　ジャンタルマンタルは朝日杯ＦＳ、ＮＨＫマイルＣとマイルＧⅠ２勝。昨暮れの香港マイル⑬着以来半年ぶりとなるが、先週の坂路では４Ｆ５０秒１の自己ベストをマーク。久々でも活発な動きが目立っており、ＧⅠ３勝目も十分狙える。

　上がり馬ではトロヴァトーレに注目。マイルで４勝②着１回で、近２走はオープン→ＧⅢと連勝中。ＧⅠ初挑戦だが、勢いそのままＶを目指す。

　他にも千八重賞３勝のシックスペンスや、一昨年のエリザベス女王杯勝ち馬ブレイディヴェーグといった中距離路線組も参戦。さらに、昨年の高松宮記念勝ち馬のマッドクール、サウジの１３５１ターフスプリント②着のウインマーベルなど、短距離路線からの出走馬も。多彩なメンバーが集まり、激しい一戦となりそうだ。