ホースマン直撃

【木津の月曜競馬コラム・東京9R】

公開日:2026年10月11日 17:00 更新日:2026年10月11日 17:00

東京は未勝利勝ちの好相性

 先月、現役引退を発表した柴田善元騎手。60歳の還暦ジョッキーとして戦線復帰を心待ちにしていたので、とても残念な気持ちになりました。

 普段の美浦トレセンでのコメントやレース後の談話すべてが含蓄のある方でしたが、9月16日に行われた引退記者会見も興味深い言葉にあふれていました…

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10月12日(月)東京競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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