スピード感十分（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　オークストライアルのＧⅡフローラＳを完勝。デビュー時から期待されていた素質馬で、タイトルを奪取後は在厩で調整されてきた。

　先週木曜はＣウッドで３頭併せ。シュタルケが手綱を取って遅れたものの、６Ｆ８２秒４―３６秒３、１Ｆ１１秒２をマークし、さらに日曜にも坂路４Ｆ５４秒７を出している。

　今週は坂路へ。直前は息を整える程度で済ませる馬も多い中、ラストは仕掛けて４Ｆ５３秒０。道中は加速ラップを刻み、ラスト１Ｆ１２秒２と反応速度は文句なしで、スピード感は十分だった。

　名門・友道厩舎がオークス取りに攻め込んでＧⅠ仕様に仕上げてきた印象。パワフルさがあり、アバラがうっすらと見える馬体はバランスの良さが目立つ。文句なしの状態で大一番へ挑むことになりそうだ。

〇…友道師は「１週前はＣウッドで３頭併せ。折り合いがついて、並びかけての反応も良かった。いい追い切りができました」と。けさの動きについては「先週にしっかりやったので、けさは坂路で単走。予定よりちょっと速かったですが、順調にきてますよ。体は前走より増えて具合もいい。ええ、状態は上向いてます。二千四百メートルは初めてですが、血統的にも体形的にも距離はもちそう。適性はあると思います」と。