木津の見解

【土曜函館8R】木津の見解

公開日:2021年8月6日 17:00 更新日:2021年8月6日 17:00

 アイアゲートが距離延長を味方に昇級戦を突破する。千二⑤着↓千四①着の成績からゆったり自分のリズムで走れた方が持ち味が生きるのは明らか。中間は一息入れてケイコの動きもパワーアップ。△50キロ秋山稔が絶妙なエスコートを演じる。

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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