【弥生賞ディープインパクト記念】サトノフラッグがコントレイル、サリオスの強力ライバルに浮上か

公開日:2020年3月9日 17:00 更新日:2020年3月9日 17:00

ホープフルS③⑤着馬を一蹴

 今年からレース名が改称されたGⅡ弥生賞ディープインパクト記念。これを制したのは唯一の産駒だった2番人気サトノフラッグだった。

 これで5年連続して同産駒が勝利を飾り、鞍上の武豊は10年ぶり8度目の弥生賞制覇となった。

 レースの勝ち時計2分2秒9は重馬場としては95年フジキセキ、10年ヴィクトワールピサなどを上回る最速の決着。しかも、1頭だけ次元の違う勝ちっぷりを見せた。

 道中は1番人気ワーケアを前に見て、8番手追走と絶好のポジション。抜群の手応えから3角を過ぎて馬なりのまま加速すると、残り3F地点では早くも先頭に躍り出たほどだった。

 コーナーから直線の立ち上がりで外へやや逸走しそうになり、鞍上の左肩ムチが入ったのはご愛嬌だが、そこからは道悪をも吹き飛ばす父ディープを彷彿とさせる、地を這う、飛ぶようなフットワーク。坂を上がってからも勢いは鈍らず、②着ワーケアと③着オーソリティのGⅠホープフルS③⑤着馬を子供扱いにする完勝劇だった。

「クラシックを狙う意味では今までの牡馬で一番かも」と、戦前からダービーを意識してきた国枝師。この勝利でJRA通算899勝となった名伯楽をも感嘆する逸材である。

 ディープ産駒にしては筋肉量が多い好馬体の持ち主。そして、天性のフットワークに加え、バランスの良さや、オンとオフの切り替えができる精神面など、現時点での課題らしい課題がないのが強み。それでいてキ甲が抜けておらず、まだまだ伸びシロや成長が見込めるのも心強い。

 次は当然、皐月賞。2歳GⅠを勝ったサリオスやコントレイルとの直接対決となる。今からその対戦が非常に楽しみとなった勝利なのは間違いない。

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