【弥生賞ディープインパクト記念】ワーケア主役を張る

公開日:2020年3月3日 17:00 更新日:2020年3月4日 11:37

 ワーケアが今年初戦で仕切り直しだ。

 昨年は6月のデビュー戦が2馬身半差なら、10月のアイビーSは3馬身差。ともに悠々と差し切って、暮れのホープフルSへ臨んだ。

 当然、上位の2番人気に推された。ところが、スタート直後に寄られて挟まる不利……。[10][9][7]のレース運びになってしまった。

 直線は外に持ち出して力強く伸びたものの、③着まで。勝った1番人気コントレイルは[4][3][2]、②着の3番人気ヴェルトライゼンデは[6][5][4]の位置取りだ。

 手塚師は「期待して臨んだけど、消化不良だったね。相手が相手。あの形では厳しかった。でも、最後は差を詰めて力のあるところは見せた」と振り返る。

 レース後はリフレッシュ放牧へ。2月13日に戻り、ここまで順調に乗り込まれてきた。

 先週はウッドで3頭併せを敢行。一番後ろから追い掛けて、攻め馬でも走る阪神JF②着馬マルターズディオサ(チューリップ賞に出走)と並んでゴール。5F66秒2―38秒1、1F12秒3。時計、動きとも高く評価できる。

「若干、体が増えて戻り、2週前の時点では余裕があった。それで1週前は外めを回して、しっかりとやった。いい負荷をかけられたね。息遣いはだいぶ良くなってる」

 現時点の本賞金は1200万円。このままでダービーに向かうのは難しい。皐月賞への権利を獲得するだけでなく、きっちりと上積みさせねばなるまい。

「中山も2度目。今度はジョッキーもワンポジション前で競馬をするんじゃないかな。ここは結果を出さないと」

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