第1回サウジカップで問われる日本ダート馬の真価と進化

公開日:2020年2月27日 17:00 更新日:2020年2月27日 17:00

 ①着賞金11億円! 空前の高額賞金レースである第1回サウジカップまで、あとわずかとなった。

 発走は29日(土)の夜で、日本時間では3月1日午前2時40分だ。

 このレースは日本での馬券発売はないが、“無敗のダート王”クリソベリルと、交流GⅠ5勝のゴールドドリームが世界の強豪と激突する。

 そこで思い出されるのが第1回ドバイワールドC。96年にリステッドレースとして創設されたが、①着賞金は400万ドル(約4億4000万円)で、アメリカの名馬シガーが勝利。日本から参戦したライブリマウントは⑥着と善戦したものの、勝ち馬からは18馬身以上も離された。

 当時より日本馬は格段に強くなっている。とはいえ、日本のダートは砂、つまり“サンド”だ。

 舞台となるキングアブドゥルアジーズ競馬場のダートはドバイに近いとのこと。なら、ダートの本場アメリカのように、速い時計が出そう。日本の“ダート馬”にとって決して向いている馬場とは言えないかも。

 実際、ヨーロッパのブックメーカーの評価は決して高くない。クリソベリルで10~11倍ほど、ゴールドドリームで34~41倍といったところだ。

 1番人気は昨年の米国最優秀3歳牡馬マキシマムセキュリティ。ケンタッキーダービーでは1位入線も⑰着降着となったが、現在はハスケル招待S→ボールドルーラーH、シガーマイルHと再び連勝街道に。陣営は早くから国内よりも、高額賞金のここを目標に据えている。

 次いで人気となるマッキンジーは昨年のBCクラシック②着馬で、ムーチョグストは今年のペガサスワールドCの覇者。

 また、ドバイからは18年のドバイターフ馬ベンバトルが参戦。2月のマクトゥームチャレンジ・ラウンド2で初ダートを克服して勝利し、ここに矛先を向けてきた。

 同日の芝二千百メートル戦、ネオムターフCはディアドラが1・8倍を切るくらいの人気で勝利の可能性が高いが、果たしてダートではどうか。

 ドバイWCから24年。日本ダート界の真価と進化が問われる一戦といえよう。

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