【根岸S】出走16頭オール関西馬 「ダート千四」における特殊な事情

公開日:2020年2月3日 17:00 更新日:2020年2月3日 17:00

 上記の根岸Sは出走した全16頭が関西馬。つまり、関東エリアのレースでありながら関東馬の出走はゼロだったのだ。

 もちろん、東京の重賞で関東馬ゼロは史上初。長らくの“西高東低”で圧倒的に関西馬が多いことはしばしばあっても、ここまで極端なケースとなると、ファンも驚いたに違いない。

 これは根岸Sがダート千四というのも関係しているかも。この距離がある競馬場は東では東京だけ。一方、関西は京都、阪神のほか、中京にも設定されている。

 10年以降、ダート千四のオープン特別、重賞は先日のすばるSまで147鞍行われた。その内訳は関東エリアは東京のみの44鞍に対し、西は中京=16、京都=39、阪神=48で合計103鞍。レース数が倍以上も違う。

 となれば、このカテゴリーが得意な馬が育ちやすいのは当然。これに西高東低もあいまって、前記147鞍で関東馬が勝ったのはわずかに18鞍。昨年はアルクトス(栗田徹厩舎)が欅S→GⅢプロキオンSを連勝しただけ。根岸Sのコパノキッキングを含め、他の13鞍は関西馬が制している。

 この開催のラストを飾るフェブラリーSも、出走が予定されている関東馬はアルクトスくらい。またしても、残り“15”の椅子は西に持っていかれそうだ。

 そもそも、ダート千四の3勝クラスが昨年、関東=2勝、関西=18勝なのだから、格差は広がるばかり。ダート界における関東馬の深刻な役者不足は一朝一夕には解決しない問題といえる。

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