【シルクロードS】初の重賞Vアウィルアウェイ兄と同じ成長曲線をたどる

公開日:2020年2月3日 17:00 更新日:2020年2月3日 17:00

 日曜のシルクロードSは手に汗握る展開となった。レースを引っ張ったモズスーパーフレア、2番手に高松宮記念ホースのセイウンコウセイ。後続を突き放した直線では、この実力2頭の決着かと思いきや――。

 ゴール前は様相一変。4角12番手のアウィルアウェイ、16番手エイティーンガールに最後方のナランフレグ。後方待機策組が外から飛んできて、差し決着となった。

 スプリント界の春の大一番は3月29日の高松宮記念。昨秋のスプリンターズSの覇者タワーオブロンドンは、オーシャンSから本番を目指す。では、勝ったアウィルは勢力図を塗り替える新星となるのだろうか。

 スプリント路線に移行して5戦2勝。今回は上がり33秒7の末脚で差し切っている。とはいえ、課題は時計面。勝った秋のオパールSが稍重馬場で1分9秒2、今回が1分9秒0。自身の最速は3歳春の葵Sで記録した1分8秒2だから、まだまだGⅠレベルのスピード勝負は未知数なのだ。

 特に、今年の春中京はいいコンディションで行われる公算が高い。

 例年なら年明けの関西第3場は中京→小倉→中京が定番だが、京都競馬場の改装工事に伴って開催日程が大幅変更に。中京のスタートは小倉が終了した2月29日から。開幕までに芝の状態を整える期間があり、例年以上に時計が出やすい馬場となる可能性もある。これが鍵だ。

 とはいえ、アウィル自身も4歳シーズンで期待できる血統でもある。ひとつ上の兄はインディチャンプ。4歳初戦の東京新聞杯で重賞を勝つと、安田記念、マイルCSでマイルGⅠ春秋連覇。妹の勝利も似た軌跡をたどる1勝か。

 実際に、デビュー戦で450キロだった小柄な馬体は478キロまで成長した。兄同様、本番までにもう一段階、伸びシロをつくれるかに注目だ。

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