木津のジョッキー直撃!

【木津の土曜競馬コラム・牛若丸ジャンプS】

公開日:2020年1月31日 17:00 更新日:2020年1月31日 17:00

 3330と127。

 これは昨年のJRAにおける平地と障害のレース数だ。障害は平地のおおよそ26分の1のレース数しかない。

 そんな状況で石神は昨年は10勝、一昨年は7勝、3年前は15勝をマークしている。平地に換算すれば、毎年200勝前後の勝ち星を量産している格好に。そう…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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