【東海S】もまれなければ強い エアアルマス砂の主役へ名乗り
公開日:2020年1月27日 17:00 更新日:2020年1月27日 17:00
今年は京都で行われた東海Sはエアアルマスが完勝で決めた。
「非常に強い競馬だったと思います」
レース後に松山が話したように、レースは主役の取り口だった。
スタートを決めると、1角は3番手で通過。前回の武蔵野Sではもまれて砂をかぶって結果を出せなかったが、外めの好位をこの時点で確保できた。道中もスムーズに流れに乗って勝負どころでも手応えは抜群。4角手前では1番人気インティが外から馬体を併せにきたが、それも一瞬だけ。直線に向いてスパートをかけてリードを広げると、そのまま押し切ってのフィニッシュだ。
武蔵野Sで連勝は止まったが、すぐさま巻き返して重賞初制覇。「今後が楽しみ」と松山は話したように、“もまれずに”という条件は付くが、勢い再点火で本番に向かえば楽しみになるか。
しかもそれだけではない。今年のフェブラリーSはメンバーが例年以上に手薄になる可能性も。
チャンピオンズCの勝ち馬クリソベリルは招待があれば、新設された①着賞金11億円のサウジカップ遠征が取り沙汰されている。“オイルマネー”の後押しで強敵不在の可能性もあり、さらに②着ゴールドドリームも不在。そう、本番で想定される当面のライバルはこの東海Sで負かしたという見方ができる。
「次走はフェブラリーSを含めて、これから考えていきたいと思います」(池添学師)と出否は未定だが、出走してくれば勢いに乗っての大仕事も十分に期待できそう。