【日経新春杯】52㌔で勝ったモズベッロは別定、定量ではどうか

公開日:2020年1月20日 17:00 更新日:2020年1月20日 17:00

 京都で行われた日経新春杯を勝ったのはモズベッロ。これがうれしい重賞初制覇になった。

「強かったですね」と池添が振り返ったように、まさに完勝と言っていい内容だろう。

 前半はじっくりと内めで脚をためて、勝負どころから坂の下りを利用しつつ徐々に外へ鞍上が誘導。4角で射程圏に入れると、直線は鋭伸。残り1F付近では逃げ込みを狙ったエーティーラッセンに馬体を併せた時点で“勝負あり”。グイグイ伸びて、終わってみれば2馬身半差。過去10年でも2番目の大きな着差だった。

「ハミを替えたり、舌を縛ったりして矯正し、もたれる面が昨年よりマシになった」

 森田師が話すように陣営のひと工夫があったにせよ、明け4歳で初めてのタイトルがこのパフォーマンス。急成長しているという見方もできる。

 昨年、この日経新春杯を4歳初戦で制したグローリーヴェイズは、その後に天皇賞・春②着、暮れの香港ヴァーズで国際GⅠを制覇。また17年の勝ち馬ミッキーロケットも宝塚記念を制するまでになった。それを思えば同じ4歳での勝利だけに前途洋々とも思える。

 ただし、課題を挙げるなら別定戦でどうかということか。この日経新春杯は52キロ。ハンデの恩恵があったことは確かで、振り返れば、2走前の2勝クラス、高雄特別勝ちもそう。ここ3戦連続でハンデ戦に出走している。

 今後のこなせそうな距離のハンデ重賞なら2月23日の小倉大賞典、5月の新潟大賞典があるが、これらはGⅢ。GⅡ勝ち後だけにハンデ増が気になり、その次となるとダービー当日のGⅡ目黒記念でかなり先だ。

 となれば、王道の別定重賞になる可能性も高いか。斤量差のない“ガチンコ”重賞で結果を出せば、さらに大きいタイトルも見えてくるが、果たして――。

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