【京成杯】クリスタルブラックの切れ味は中山以外でも発揮されるか

公開日:2020年1月20日 17:00 更新日:2020年1月20日 17:00

 京成杯は7番人気のクリスタルブラックが差し切り。粗削りながらデビュー2連勝を飾り、潜在能力の高さを示した。

 スタートでよれて、そこから頭を上げて力みっぱなし。リラックスできたのは2コーナーに入ったところだった。

 その後はリズムを取り戻し、前半の消耗がウソのよう。勝負どころを手応え良く回っていたが、それでも吉田豊は手を動かさない。ためにためて直線で満を持して追い出す。力強く坂を駆け上がってグングン伸び、先に抜け出していたスカイグルーヴをとらえてゴール前強襲を決めた。

 上がり3F35秒4はもちろん、メンバー中で最速だ。雨が残るタフな馬場を考慮すれば、上々の数字。1頭だけ脚色が違っていたということか。

「乗り味は本当にいいので、もう少し落ち着きが出てくれば」と鞍上は期待を込めた。

 自身にとっても17年の中山金杯=ツクバアズマオー以来の重賞V、管理する高橋文師はJRA重賞初勝利。この2人は大久保洋厩舎に所属していたいわば“同じ釜の飯を食った仲”だ。喜びもひとしおだろう。

 さて、勝ち馬の今後はどうか。京成杯馬で出世した代表例はダービーを制したエイシンフラッシュである。他なら05年アドマイヤジャパン(皐月賞③着)、07年サンツェッペリン(同②着)、08年マイネルチャールズ(同③着)といった具合。やはり中山コースで良績を残している。

 クリスタルブラックの切れ味は世代トップクラスのもの。それだけに、今後の走りを注視していきたい。

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