【阪神ジュベナイルF】リアアメリアでもウーマンズハートでもなく本物の怪物牝馬はレシステンシアだった

公開日:2019年12月9日 17:00 更新日:2019年12月9日 17:06

後続に何もさせなかった驚異のスピードと粘り腰

 まさに“怪物牝馬”と言っていい。今年の2歳女王決定戦、阪神ジュベナイルFを勝ったレシステンシアだ。

 新馬→ファンタジーSと2戦2勝と無敗だったものの、人気で言えば4番目。同じく2戦2勝のリアアメリア、ウーマンズハート、さらにクラヴァシュドールに後れをとっていた。だが、本物の怪物はこの馬。レースは完全なる主役の1強戦と化した。

 好スタートを決めて前半3Fは33秒7の逃げ。これでも速いが、その後もラップを落とさずに5F通過は57秒5。阪神外回りでの施行後で、この3、5Fはもちろん最速で、普通は直線で“逆噴射”となって不思議ない猛烈なラップだ。

 それがどうだ。止まるどころか、直線は速いペースでライバル勢が消耗して伸びあぐねる中、レシステンシアの脚は止まることなく、引き離す一方。まさに驚異のスピード、そして手前を何度も替えながらも粘り腰で、ゴールでは5馬身差。走破時計は千六1分32秒7である。この数字がいかに凄いか――。

 5馬身差はブエナビスタらの2馬身半を超える最大着差での勝利なら、1分32秒7は06年ウオッカの基準タイム1分33秒1を0秒4更新するレコードだ。しかも前日の古馬オープン特別より0秒6も速いものである。

 そう、ブエナ超え、ウオッカ超えを果たし、さらに古馬オープンまでも……。それも決して恵まれたものではなく、自分でレースをつくってのものだから、掛け値なしに超A級の走りだ。

「もっと良くなってくるはず。来年へ向けて夢が広がります」

 そう話したのはこれがGⅠ初勝利となった松下師。桜の主役は決まりかと思わせる勝ちっぷり、記録で、この怪物牝馬の連勝はどこまで続いていくのだろうか。

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