【阪神JF】クラヴァシュドール戴冠だ
公開日:2019年12月3日 17:00 更新日:2019年12月3日 17:57
牡馬の強敵相手に②着
クラヴァシュドールに注目だ。
牡馬相手にキャリア2戦で新馬戦①着→サウジアラビアRC②着。この内容が実にいい。
まずはデビュー戦。
スタートを決め、道中は好位を追走。直線で進路を定めて追い出すと、エンジンがかかってグーンと伸びた。
先に抜け出しを図った2頭をきっちりとかわしてゴールイン。上がり3F33秒1はメンバー中、最も速い。
藤岡佑は「馬混みを気にしなかったですね。初戦から控える競馬ができたのはよかったです」と振り返る。
そして、前走の重賞。
ここは中団から。前を行く断トツ人気のサリオスを見ながら進めた。
直線に入ると加速して並びかけた。いったんはかわすかと見えたが、相手も力強く伸びた。結果は1馬身4分の1差の②着。
とはいえ、勝ちタイムの千六=1分32秒7はレコード。自身も従来のそれを0秒1更新する1分32秒9である。
3F33秒1はサリオスと同じで最速タイ。この勝ち馬が来週の朝日杯フューチュリティSで1番人気が予想されるのだから価値あり。
「並びかけた時は“突き抜けるか”の感じ。相手が強かったですね。でも、よく頑張ってました」
中間はミニ放牧を挟んでここへ。
コース、坂路を併用して乗り込みは順調。先週は主戦が乗り、Cウッドで併せ馬を消化した。
道中は僚馬を前に行かせて直線で併せる形。楽な手応えで1馬身半先着のフィニッシュ。タイムは6F87秒3―39秒0、1F11秒6だ。
「コースで乗ったのは新馬の前以来。あの時よりもしっかり動けていました。ええ、成長を感じました」
強敵相手の前走の経験を糧に戴冠へ。期待が大きく膨らむ。