【ジャパンC】近年は大和ナデシコが大活躍 カレンブーケドールは〝紅一点〟

公開日:2019年11月20日 17:00 更新日:2019年11月20日 17:00

 昨年のジャパンCはアーモンドアイが二千四百メートル2分20秒6という衝撃のレコード勝ち。結果として、今年の外国馬が出走ゼロの要因にもなっただろうが、この強さはまたたく間に世界へと配信された。日本の牝馬ナンバーワンから、現役最強馬となった瞬間だ。

 アーモンドアイに限らず、ジャパンCは特に日本の牝馬が強い。

 初期の頃はそもそも厚い壁に挑む馬が多くなかった。初めて連対したのは95年の“女傑”ヒシアマゾン。日本馬としては堂々の最先着とはいえ、ドイツのランドに1馬身半差の②着だった。

 96年のファビラスラフインはシングスピール=デットーリと松永幹(現調教師)が激しくたたき合っての鼻差負け。97、98年はエアグルーヴが2年連続で②着まで。

 好走を続けた割に初勝利には時間を要した。それが、09年にウオッカがオウケンブルースリに鼻差勝ちしてから、流れが大きく変わった。

 10年はブエナビスタが1位入線→②着降着。しかし、翌年にはその悔しさを晴らす先頭ゴールインだった。

 12、13年はジェンティルドンナがJC史上唯一の連覇を達成。そして15年にはショウナンパンドラが馬群を割って差し切り勝ち。そして昨年のアーモンドアイだ。

 09年以降の10年間で牝馬は延べ24頭が出走して〈62115〉。ただし、これは外国馬を含んでの数字で、日本馬だけなら〈6219〉、勝率・333、③着内率・500の高率となる。そう、“大和撫子”を侮ってはいけない。

津村は4戦連続コンビで<1 2 1 0>

 今年は登録のあったオークス馬ラヴズオンリーユーが回避して香港に遠征するため、オークス、秋華賞ともに銀メダルのカレンブーケドールが“紅一点”。まだGⅠタイトルはないものの、②着が2回なら実力的に大きく見劣ることはない。

 まして、牡馬勢は今年のGⅠ勝ち馬がゼロというメンバーでもある。

 鞍上の津村にとってもここは大チャンス。16年目の33歳で、腕を認められる存在ながらGⅠは未勝利。ここまで挑戦すること30回。連対はカレンが初めてだ。

 オーナーサイドは「この馬で津村にGⅠを勝ってほしい」という思いで乗せ続けている。

 カレンと津村には前4戦連続でコンビを組んできたという強みも。今年のメンバーは乗り替わりが非常に多く、前4戦と今回がすべて同じジョッキーなのは他に岩田康ユーキャンスマイルだけ。

 馬名の由来通り、津村が「黄金の花束」に大輪を咲かせるか。この挑戦に注目したい。

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