【天皇賞・秋】3馬身差圧勝アーモンドアイ次走はどこか

公開日:2019年10月28日 17:00 更新日:2019年10月28日 17:00

最有力は香港だが、どうしても気になる現地の情勢

 あらためて“日本最強馬”ということを証明してみせた。GⅠ馬10頭が集結した秋の天皇賞はアーモンドアイが勝ち、断然人気に応えた。

 格が違いすぎる――。そう思わざるを得ないレースぶり。決して恵まれたわけではない。

 舞台となった東京二千で、内枠を引いたのは好材料といえる。いつも以上にスタートが決まり、5番手と絶好位をキープできた。しかし、ひとつ前のポジションには最大のライバルであろうスミヨン騎乗のサートゥルナーリアが。この時点でタイトな展開になると予想された。

 アエロリットが主導権を握り、前半5Fが59秒0とやや落ち着いた流れに。その中で、力を温存しながら直線に向いた。残り400メートルを迎えた瞬間、鞍上のルメールが動き出す。スッと内に進路を取ると、あっという間に抜け出して独走態勢。前にいたダノンプレミアム、アエロリットも懸命に追っているものの、差は縮まらず。終わってみれば、3馬身差をつける完勝劇だった。

「びっくりした」

 レース後の会見で国枝師がこう漏らしたのもうなずける。

「メンバーがメンバー。しのぎを削ってと思ったら、一気に出たんでね。我々の想像より上をいってくれた。まだ上がありそう」と目を細めた。

 さて、気になる今後は「ジャパンC、香港(香港C)」と展望を話したが、これが一筋縄ではいかない。

 まずジャパンCまでは中3週。最も間隔が詰まっていたのは昨年の桜花賞→オークス、秋華賞→JCで中5週。“完全燃焼タイプ”なだけに、この短さは気になるところ。そして、さらに困難を極めるのが香港情勢である。

 中国本土へ容疑者の引き渡しを可能にする「逃亡犯条例改正案」がきっかけとなり、抗議デモに発展。いまだに収束のメドは立っていない。

 ちなみに、外務省の「海外安全ホームページ」によると、現在はレベル1の“十分注意”。沈静化すれば、遠征の道は開けてくるが……。陣営が選択するローテーションはもちろん、香港の情勢にも注目が集まる。

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