【菊花賞】③着ヴェロックスが泣いた距離と枠順

公開日:2019年10月21日 17:00 更新日:2019年10月21日 17:00

 単勝2・2倍の断然人気に推されたヴェロックスは③着まで。念願のGⅠ制覇はならなかった。

 13番枠からスタートを決めて好位を取りに行ったものの、序盤はやや力み気味。内ラチ沿いを進んだワールドプレミアよりも、道中は外を回らされる形。横綱相撲で先に動いて勝ちにいったが、直線は伸び負けして馬券圏内を確保するのが精いっぱいだった。

 鞍上のコメント通り、結果的に三千メートルは長かった印象。それだけに、勝ち馬との枠順の差も最後に響いたか。

 競馬だから仕方ないとはいえ、この秋GⅠの川田は枠に泣かされている感もある。

 スプリンターズSのダノンスマッシュは2番枠から勝負どころでフタをされて、仕掛けが遅れて③着。秋華賞のダノンファンタジーにしても跳びがきれいなタイプだけに、“稍重”の最内枠がアダになっていた。

 今週の天皇賞はダノンプレミアムに騎乗する。東京の二千メートルといえば枠順による有利、不利が大きいコース。木曜午後の抽選が大いに気になるところだ。

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