【京都大賞典】181万馬券をもたらした人気2頭の敗因

公開日:2019年10月7日 17:00 更新日:2019年10月7日 17:00

 京都大賞典は大波乱――。勝ったのは11番人気のドレッドノータスで、②着ダンビュライト、③着シルヴァンシャーとの3連単は181万馬券になった。

 この要因は人気馬の凡走に尽きる。1番人気に推されたグローリーヴェイズは⑥着止まり。「ずっと力んで。前に壁をつくることができなくて」とはレース後の尾関師。ゲートを出てからホームストレッチはイメージとは違う先行策で、1角は2番手での入りになってしまった。

 その後、向正面では折り合えたように見えていたが、直線の伸び脚は案外。さらに残り1F手前ではノーブルマーズに進路を取られて鞍上のM・デムーロが手綱を引くシーンもあって万事休す。

 2番人気のエタリオウも⑤着まで。こちらはいつも通り後方から自分の競馬はできたが、「休み明けの分、反応が鈍かった」と横山典。ステイゴールド産駒特有の気難しさも出たか、まくっては動けず4角16番手から差を詰めただけだった。

 この後は「ブリンカーを深くして」とは陣営。次走に予定されているジャパンCでの違った姿に期待してみたい。

 一方、人気両頭を尻目に満点騎乗は勝ったドレッドノータスの坂井瑠星だ。スタートを決めて道中はインぴったりのロスのない競馬。直線は逃げたダンビュライトをうまくリードホースに使って重賞Vに導いた。

 思えば坂井は競馬学校32期生で、初年度は関西所属新人騎手では25勝の最多勝。騎乗センスはもともとあった上に、17年にはオーストラリアへ自主研修に行くなど、研究熱心な若手でもある。

 その同期になる藤田菜七子は大井で初の重賞制覇や、土曜新潟で1日4勝を挙げるなど話題になっていた。

「同期(藤田騎手)の活躍はいい刺激。お互いに切磋琢磨していきたい」とは坂井。“男の意地”ではないが、存在感を示す重賞勝利だった。

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