木津のジョッキー直撃!

【木津の日曜競馬コラム・六社特別】

公開日:2019年10月5日 17:00 更新日:2019年10月5日 17:00

平地でも引き続きコンビを組む

 石神とオジュウチョウサンの名コンビは史上初のJRA同一重賞4連覇、JGⅠ7連勝の偉業がかかる春の中山グランドJを単勝1・1倍の圧倒的1番人気に応えて快勝。歴史にその名を刻んだ。
 
 障害で3年間“絶対王者”として君臨。ライバルも次々と引退し、もはや敵なしとみて、矛先を再び平地…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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