【神戸新聞杯】儲けることは難しかった!? オッズが表したファンの複雑な心理とは

公開日:2019年9月23日 09:00 更新日:2019年9月23日 11:10

 大方の予想通り、超順当に決まった神戸新聞杯。サートゥルナーリアがダービーで先着を許したヴェロックスに3馬身もの差をつけ、圧勝で秋初戦を飾った。

 ②着ヴェロックス、③着ワールドプレミア、さらに④着レッドジェニアユまで人気順の通りに入線した。

 しかし、配当を聞いて「オヤ?」と思ったファンもいたのではないか。

 このレースのワイドはサートゥルとヴェロックスの③⑤が110円だったのはさておき、サートゥルとワールドの③⑧が230円、ヴェロックスとワールドの⑤⑧が220円。わずか10円の差とはいえ、ワールドプレミアが見た場合、サートゥルの方が配当がついたのだ。

 この理由は何か。おそらく、このレースに対するファン心理が影響しているように思える。

 サートゥルとヴェロックスの馬連は最終的に130円。あまりにもの低配当で手を出しにくい。そこで「⑤⑧のワイドを買った方がいいのではないか」となったのが、この配当につながったか。

 これならサートゥルナーリアが馬券圏内に来ても、人気順を考えた場合、当たる確率は決して低くないからだ。

 そういう発想が出てくるほど、「儲ける」ことを大前提とすれば、ファンにとって手を出しにくいレースだったのだろう。

 さらに、全体的には売り上げは大きくダウン。ワグネリアンが勝った昨年も10頭立てと決して多くはなかったが、売り上げは50億円超。今年は44億円ほどで、近年では最少だった。

 一方、1週前のセントライト記念は18頭立てでも、ビッグネームに欠くメンバー構成。しかも、雨の影響で重馬場でありながら64億円近くを売り上げていた。

 春よりも精神面が大幅に成長し、上がり32秒3の脚で他を圧したサートゥルナーリア。その強さは衝撃的ですらあった。

 馬券には参加しなくても、「リアルタイムで見てはおこう」と思ったファンが少しでも多くいたことを願いたいもの。それぐらい、このレースには価値がある。

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