【オールカマー】レイデオロ 進撃開始だ

公開日:2019年9月17日 17:00 更新日:2019年9月17日 17:00

 今年のオールカマーは少数精鋭。レイデオロが昨年に続いて好発進を目指す。

 2歳時には3連勝で当時はGⅡだったホープフルSを制した。3歳の春はぶっつけの皐月賞こそ⑤着に敗れたが、ダービーで世代の頂点に。

 1週前のオークスでは僚馬ソウルスターリングが美酒を味わっている。藤沢和厩舎の2週連続の快挙だった。

 秋は神戸新聞杯勝ちの後、ジャパンCに臨んで②着。4歳春も京都記念③着、ドバイシーマクラシック④着と上位争いはしても3戦連続で勝てずじまい。

 しかし、さすがは名伯楽が手塩にかけて育てる一流馬は違う。半年の休養で立て直すと、このレースでテッポウ勝ち。続く天皇賞・秋で見事に2つ目のビッグタイトルを獲得した。

 有馬記念は首差②着だった。5歳の今年は2年連続で挑んだシーマクラシックは⑥着、宝塚記念も⑤着。昨年同様、3戦連続で敗れて、ここへ。

 ストップをかけるべく仕上げは入念だ。

 8月21日に戻り、まずは坂路で軽く追い切りを消化。9月3日に新ウッドが運用を始めると、4日には5F72秒4―42秒6をマークした。そして11日も5F68秒7―39秒4、1F12秒0で馬なり併入のフィニッシュ。

 千島助手は「暑い時季に戻ってきたけど、追い切るごとに状態は上がってますね。ドバイから帰って宝塚記念に行った時よりも気持ち的にフレッシュ。走りがスムーズです」と話す。

 昨年も坂路、コース併用で同じような調整パターンだった。今回、違うのはルメールが神戸新聞杯でサートゥルナーリアに騎乗するため、福永と初コンビになることか。

「木曜に感触を確かめてもらいます。雰囲気はいいし、好スタートを切りたいですね」

 きっちりと先頭ゴールイン。勢いをつけて、3つ目のGⅠゲットへ臨みたい。

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