１６日行われたＧⅡセントライト記念は、１番人気リオンリオンが好位追走から残り１Ｆ過ぎで抜け出して押し切り。青葉賞に続いて重賞２勝目を飾った。

　心身ともに春からの成長を感じさせる内容だった。馬体は前走から１２キロ増とひと回りパワーアップ。レースでは好スタートを決めながらも、外からアトミックフォース、ナイママが先手を主張すると、スッと控えて道中は３番手のイン。

　きっちりと折り合いをつけて直線に向くと、前２頭の間を突いて残り１Ｆ過ぎで先頭に。坂を上がってからも力強い走りで、最後は２馬身差つける強い勝ちっぷりだ。

　ここ３戦の逃げではなく、好位から運ぶ競馬で勝利を収めたことは、距離が８００メートル延びる菊花賞に向けて収穫大。本番に向けて、楽しみが膨らんできた。