【ローズS】ダノンファンタジー復権Vだ

公開日:2019年9月10日 17:00 更新日:2019年9月10日 17:00

 ダノンファンタジーが復権Vを目指す。

 昨年は6月のデビュー戦こそ、のちの桜の女王グランアレグリアの②着と後塵を拝したものの、後半戦は未勝利→ファンタジーS→阪神JFとブッコ抜き。2歳女王に輝いた。

 3歳春は王道路線のチューリップ賞から始動して、きっちりと1番人気に応えた。ところが、肝心の2冠は桜花賞④着→オークス⑤着……。

 それだけに、秋はまずはずみをつけなければならない。

 夏場はリフレッシュ放牧へ。充電を完了させて8月14日に戻り、順調に乗り込まれてきた。

 1週前は主戦の川田が手綱を取り、Cウッド単走。6F83秒6―37秒5、1F11秒7を馬なり。躍動感たっぷりの動きを見せている。

 片山助手が話す。

「体つきは見た目に少しフックラしてますね。調教でテンションが高いのは、今までもそうでしたし、厩舎では相変わらず落ち着いてる。問題ないですよ」

 仕上げは万全である。

 前向きな気性だけに、オークスより距離が短くなるのは歓迎。ここは阪神外回り千八で、次に予定される秋華賞は京都内回り二千だ。

 そして――。

 中内田厩舎といえば、“トップ取り”。

 先週は2勝を上積み。JRA40勝となり、リーディング2位。全成績は〈40 13 12 92〉。見ても分かる通り、②③着よりも①着が圧倒的に多い。勝率は・255(ちなみに連対率は・338、③着内率は・414)。レースに送り出す4頭のうち1頭は勝つ計算だ。

 もう自分の前に他馬の姿は見たくない。先頭フィニッシュへ。期待が膨らむ。

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