【セントウルS】圧勝タワーオブロンドン GⅠ制覇に向けてクリアすべき課題とは

公開日:2019年9月9日 17:00 更新日:2019年9月9日 17:00

 秋競馬の開幕メインは東西ともにレコードでの決着となった。

 まず、阪神の「サマースプリントシリーズ」最終戦のセントウルSは1番人気のタワーオブロンドンが制した。

 勝ちっぷりも文句なしだった。道中は中団を楽な手応えで追走。直線半ばで外に出すと、一気に加速。スプリント戦としては決定的な3馬身差をつけた。

 勝ち時計は従来のレコードを0秒4も更新する1分6秒7。これをノーステッキでマークしたから、1頭だけ力が抜けていたということ。

「ボディーや走りはスプリント向き」とのルメールの進言で今夏から千二路線へシフトチェンジ。転向3戦目にして、驚異のレコードで重賞V。名手が認めたスプリント資質がいよいよ開花した。

「今回はGⅠ馬に楽勝だったし、もっと上でも」とルメールが話したように、次の目標は当然、スプリンターズSとなる。

 ただし、GⅠ制覇にはクリアすべき課題も。

 まずはタイトなローテーション。前記のように夏はサマーシリーズを3戦。特に今回は涼しい北海道から残暑厳しい阪神へ中1週での強行軍だ。

 本番までは中2週しかない。余力残しでの勝利だったとはいえ、連戦の疲れが残らないかは気になるところ。

 さらに、スプリンターズSは開催最終週に加えて、時季的に雨も多く、時計がかかりがち。タワーは2回のレコード勝ちが示すようにスピード勝負にはめっぽう強い。半面、洋芝で“稍重”だった北海道の2戦では③②着と甘さを見せていた。

 その上、鞍上のルメールは同厩のグランアレグリアへ騎乗予定。これまで6勝中5勝を挙げているパートナーとも手が離れることに。

 これらを克服して秋のスプリント王になることができるか、真価を問われる次戦になる。

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