木津のジョッキー直撃!

【木津の日曜競馬コラム・京成杯AH】

公開日:2019年9月7日 17:00 更新日:2019年9月7日 17:00

腕を撫して臨む大野

 昨年、75勝を挙げて自身のキャリアハイを更新した大野。今年もその勢いは衰えることなく、先週終了時点で37勝と気を吐いている。

 何より凄いのは騎乗依頼仲介者、つまりエージェントをつけないでこの数字を出していること。

 現在のリーディング上位勢でつけていないのは、この大野だ…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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