【北九州記念】1年ぶり勝利でダイメイプリンセス陣営に生じた悩み

公開日:2019年8月19日 17:00 更新日:2019年8月19日 17:00

 小倉で行われた「サマースプリントシリーズ」第4戦のGⅢ北九州記念を制したのはダイメイプリンセス。昨年は②着に終わったが、今年は突き抜けて重賞2勝目を挙げた。

 前半3Fは32秒7。予想されていたようにハイラップで進む中、道中は同じ8枠の1番人気ミラアイトーンを見ながら折り合ってリズムの良い走り。しっかり脚がたまっていた分、爆発力があった。直線は外から一完歩ごとにグイグイ伸びると、最後は先に抜け出していた②着ディアンドルをかわし、鮮やかなフィニッシュだ。

 昨年の北九州記念では勝ったアレスバローズから1馬身半差と完敗の②着だったが、今年は快勝といっていい内容で約1年ぶりの美酒だ。ひとつ年齢を重ねて6歳になったが、まだまだ一線級でやれることを証明したレースでもあった。

 そんなダイメイだが、これで悩みも生じることに。“ニンジン”を取りに行くか、ビッグタイトルを目指すかだ。

“ニンジン”はサマースプリントシリーズ・チャンピオンの座。優勝なら褒賞金として馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円が与えられる。

 ちなみに昨年はこの北九州記念でシリーズを切り上げてスプリンターズSへ。合計16点で2位に終わった。今年は現時点で首位タイの11点。「サマーチャンピオンを狙っていいかも」とは森田師で、最終戦のセントウルS参戦も視野に入っているということだ。

 ただし、セントウルSを使ってしまうと、暑い時季にアイビスSDから重賞を3戦使うことに。いくら夏に強い“夏女”とはいえ、スプリンターズSではオツリがなくなってしまう危険がある。

 昨年は0秒2差の④着とタイトルも見えていただけに、GⅠを考えるのなら直行の方が力を出せるとも考えられる。

 夏の短距離王か、GⅠの勲章か。どちらにしろ、負けた他の陣営からすればぜいたくな悩みだが……。

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