北海道本紙 木津 突撃馬券

【札幌本紙・木津の日曜札幌11R】

公開日:2019年8月17日 17:00 更新日:2019年8月17日 17:00

 ◎フィエールマンは希代の天才ランナーだ。

 これまでの成績は〈4200〉でGⅠ2勝。菊花賞は4戦目、天皇賞・春も6戦目といずれも歴代最少キャリアで制し、それを証明している。

 負けた2戦の敗因もはっきり。

 3歳時のラジオNIKKEI賞は「ゲート練習をしたことでピリピリ」(名畑助手)、アメリカJCCは入厩直後に熱発のアクシデントがあり、万全とまでいえない状態での出走だったからだ。

 それでもいずれも②着確保は、資質の高さでもある。裏を返せば、落ち着いてきちんとメニューを消化さえできれば、取りこぼしはないということ。

 今回はスムーズな調整過程を経ている。

 何より大事な“順調さ”をアピールしたのが水曜の最終追い切りだ。

 ウッドで僚馬モンドインテロと体を併せながら3コーナーまで進むと、そこで置き去りに。さらに大きく先行する他厩舎のカルリーノを目標に切り替え、併入に持ち込むハードな2段ロケット式を敢行。迫力満点の動きを見せた。

 仕上がりは万全。

 唯一の懸念は距離か。 だが、これも杞憂に過ぎない。普段は落ち着いていても、角馬場で軽めのキャンターへ行った時でさえ、グッと気が入る勝った気性も兼ね備えているのだ。

 手塚師に問うと「そうなんだよ。菊花賞も天皇賞もギリギリで我慢してた。よく勝ったなって思う(苦笑い)」との答え。

 能力の高さで超長距離をこなしたが、中距離にシフトしても何ら問題ないということ。

 胸を張って凱旋門賞へ向かうためにも内容を求められる一戦。天才ランナーはしっかり結果を出してくれる。

木津信之

木津信之

携帯電話にはズラリとジョッキーの電話番号が。岩田のような関西のベテランから、中堅どころはもちろん、石川のような若手まで、いつでも直撃。ついつい、本音がもれてくることも数知れない。加藤征、斎藤厩舎などにもグッと食い込んでいる。暮れの有馬記念では吉田隼にじっくりと取材。◎ゴールドアクターで3連単12万5870円をモノにした。

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